2018年と2019年に開催された

2018年と2019年に開催された
「第一回・第二回国際カパブランカ
 生ハム・コルタドーレス競技会」
に出場しました。

どちらの大会でも3位に入賞することができ
大変光栄に思っています。

この大会は
スペイン白豚生ハム協会が主催した日本予選であり
優勝者は本国スペインの競技会で
トップコルタドールと肩を並べて
戦うことができる公式戦です。

ーーーーーーーーーーーー
■ コルタドーレスとは? 
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

スペインで「コルタドーレス」とは
生ハムを専門にカットする職人を指します。

スペインの生ハムは骨付きのまま熟成させるため
スライサーで切ることができません。

そのため、ナイフを使い手作業で
カットする技術が求められます。
この高度な技術を持つ職人が

「コルタドール」

として認められています。

ーーーーーーーーーーーー
■ 大会のルール 
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

競技の主なルールは以下の通りです。
- 2時間で原木1本をカットする 
- 正確・丁寧・清潔に切ること 
- 目分量で1皿100gに仕上げる 
- 3か所の部位ごとに芸術的な盛り付けを行う 
- 最後に3部位を組み合わせた大皿を作成 

これらの要素を減点方式で評価し
総合得点を競います。

ーーーーーーーーーーーー
■ 練習の難しさと工夫 
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

原木1本を2時間で裁き切るのは
想像以上に難しい作業です。

約9kgの原木を100gずつ切り分けるため
50~60皿を仕上げる必要があります。
しかし、日本のレストランでは
一度にこれほど大量の生ハムを切ることが少なく
練習機会が限られていました。

そこで

「生ハム食べ放題イベント」

を開催し、実践的な練習を行いました。 

イベントでは、とにかく「切る」ことに集中。

ナイフさばきのスピードと正確性を向上させるため
1枚ごとの形状や厚み、重さを揃える
練習を重ねました。

また、部位ごとに異なる肉質や脂量を
意識しながら切る技術も磨きました。

ーーーーーーーーーーーー
■ 予選から本戦へ 
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

大会の予選は、カット作業の動画と
盛り付け写真を提出する形式で行われます。

予選を通過すると
本戦では6名が公開決勝で競い合います。

2018年・2019年の決勝は
アジア最大級の食品展示会
「FOODEX JAPAN」のスペインブースで開催され
多くの観客が見守る中での競技となりました。

ーーーーーーーーーーーー
■ 大会当日の経験 
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

大会では、くじ引きで原木を選びます。

原木の「右脚」か「左脚」かによって
骨の位置が異なり切りやすさが変わるため
結果に影響を及ぼします。

私は右利きですが、左脚の方が
切りやすいと感じています。

しかし2018年も2019年も
右足原木でした。

競技が始まると

まず皮を剥ぎ、裏モモ(マサ)からカットを開始します。
続けて表モモ(バビージャ)
お尻の部位(プンタ)へと進みます。

それぞれの部位ごとに異なる肉質や
形状に合わせて100gの計量皿と芸術皿を作り
最後に3部位を組み合わせた芸術大皿を仕上げます。

2時間の制限時間内で
作業を終えるのは簡単ではなく
特に初参加時は焦りとの戦いでした。

ーーーーーーーーーーーー
■ 得た成果と学び 
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

両大会で3位入賞という結果を得ましたが
スピードが課題として残りました。

それでも100gの精度や丁寧さに関しては
高評価をいただきました。

競技を通じて
カット技術だけでなく
生産者の思いや生産工程への理解も深まりました。

ーーーーーーーーーーーー
■ 生ハムへの思い 
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

コルタドールとして
正しい情報をお伝えしながら
美味しい生ハムを提供することを
使命と感じています。

これからも技術を磨き
より多くの方に生ハムの魅力を
伝えていきたいと思います。 

最後までお読みいただきありがとうございました。

皆さんのご意見、ご感想、期待を
コメントでお待ちしております。
お気軽にコメントくださいね

@elcami.tamachi

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
本格スペインバル・エルカミーノ タマチ
 053-457-1757
 浜松市中区田町325-1渥美ビル3F
🕰️ 17:00〜24:00 / 金土祝前 〜27:00
🗓️ 日曜定休
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

2018年と2019年に開催された
「第一回・第二回国際カパブランカ
 生ハム・コルタドーレス競技会」
に出場しました。

どちらの大会でも3位に入賞することができ
大変光栄に思っています。

この大会は
スペイン白豚生ハム協会が主催した日本予選であり
優勝者は本国スペインの競技会で
トップコルタドールと肩を並べて
戦うことができる公式戦です。

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■ コルタドーレスとは?
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スペインで「コルタドーレス」とは
生ハムを専門にカットする職人を指します。

スペインの生ハムは骨付きのまま熟成させるため
スライサーで切ることができません。

そのため、ナイフを使い手作業で
カットする技術が求められます。
この高度な技術を持つ職人が

「コルタドール」

として認められています。

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■ 大会のルール
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

競技の主なルールは以下の通りです。
– 2時間で原木1本をカットする
– 正確・丁寧・清潔に切ること
– 目分量で1皿100gに仕上げる
– 3か所の部位ごとに芸術的な盛り付けを行う
– 最後に3部位を組み合わせた大皿を作成

これらの要素を減点方式で評価し
総合得点を競います。

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■ 練習の難しさと工夫
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

原木1本を2時間で裁き切るのは
想像以上に難しい作業です。

約9kgの原木を100gずつ切り分けるため
50~60皿を仕上げる必要があります。
しかし、日本のレストランでは
一度にこれほど大量の生ハムを切ることが少なく
練習機会が限られていました。

そこで

「生ハム食べ放題イベント」

を開催し、実践的な練習を行いました。

イベントでは、とにかく「切る」ことに集中。

ナイフさばきのスピードと正確性を向上させるため
1枚ごとの形状や厚み、重さを揃える
練習を重ねました。

また、部位ごとに異なる肉質や脂量を
意識しながら切る技術も磨きました。

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■ 予選から本戦へ
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大会の予選は、カット作業の動画と
盛り付け写真を提出する形式で行われます。

予選を通過すると
本戦では6名が公開決勝で競い合います。

2018年・2019年の決勝は
アジア最大級の食品展示会
「FOODEX JAPAN」のスペインブースで開催され
多くの観客が見守る中での競技となりました。

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■ 大会当日の経験
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大会では、くじ引きで原木を選びます。

原木の「右脚」か「左脚」かによって
骨の位置が異なり切りやすさが変わるため
結果に影響を及ぼします。

私は右利きですが、左脚の方が
切りやすいと感じています。

しかし2018年も2019年も
右足原木でした。

競技が始まると

まず皮を剥ぎ、裏モモ(マサ)からカットを開始します。
続けて表モモ(バビージャ)
お尻の部位(プンタ)へと進みます。

それぞれの部位ごとに異なる肉質や
形状に合わせて100gの計量皿と芸術皿を作り
最後に3部位を組み合わせた芸術大皿を仕上げます。

2時間の制限時間内で
作業を終えるのは簡単ではなく
特に初参加時は焦りとの戦いでした。

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■ 得た成果と学び
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

両大会で3位入賞という結果を得ましたが
スピードが課題として残りました。

それでも100gの精度や丁寧さに関しては
高評価をいただきました。

競技を通じて
カット技術だけでなく
生産者の思いや生産工程への理解も深まりました。

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■ 生ハムへの思い
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

コルタドールとして
正しい情報をお伝えしながら
美味しい生ハムを提供することを
使命と感じています。

これからも技術を磨き
より多くの方に生ハムの魅力を
伝えていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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